エンゼルス・大谷 連続試合安打は8でストップ 元女房役の「ささやき戦術」にやられた

[ 2022年4月21日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス7―2アストロズ ( 2022年4月19日    ヒューストン )

<アストロズ・エンゼルス>連続試合安打が8で止まったエンズルス・大谷(AP)
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 エンゼルス・大谷は「1番・DH」で出場し4打数無安打。連続試合安打が8で止まった。過去の対戦で18打数2安打と分が悪いアストロズの左腕バルデスに対し、出塁は3回の四球だけだった。

 18年途中まで同僚だった捕手マルドナドに、してやられた。初回。打席に入る前にしつこく話し掛けられた。「日本語で“ゲンキデスカ”と言っただけ」とニヤリ。前日はおどけて後ろ足で砂をかけるなど、これまでも「ささやき作戦」を使ってきたが、この日は直接、至近距離で話し掛ける荒業だった。「大谷はカットを振ってこないから違う球で勝負した」。その言葉通り、1打席目以降は全てカーブで打ち取られた。大谷以外は先発全員安打。13安打7得点で快勝し、1日で首位に返り咲いたジョー・マドン監督も「上から下までバトンを渡した。チームの勝利」とご満悦だった。

 大谷は試合前にブルペンで25球を投げ、20日(日本時間21日午前7時40分開始)のアストロズ戦へ調整。今季3度目の登板で初白星を目指す。(柳原 直之)

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2022年4月21日のニュース