「ヤマ」ことオリックス・山崎福 6回途中5安打2失点で降板 得意の打撃は“不完全燃焼”の無安打

[ 2021年11月25日 19:56 ]

SMBC日本シリーズ2021第5戦   オリックスーヤクルト ( 2021年11月25日    東京D )

<日本S ヤ・オ5>初回、山田を投ゴロに打ち取った山崎福(撮影・島崎忠彦)
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 オリックス・山崎福也投手(29)が、25日の「SMBC日本シリーズ2021」第5戦で先発し、6回途中を5安打2失点で降板した。

 2回に、オスナの三塁併殺打の間に1失点。同点の4回には、村上に勝ち越し弾を浴びたが、大崩れはしなかった。速いテンポでリズムよく投げ込み、5回まで64球の省エネペース。クライマックスシリーズ(CS)では登板機会がなく、10月20日の楽天戦以来、1カ月以上ぶりの登板となったが、力を発揮した。

 だが、6回。2死無走者から村上に右翼線への三塁打を許し、続くサンタナに四球を与えた時点で、ベンチは継投策を選択。2番手の吉田凌にマウンドを託し、2死一、三塁から吉田凌が中村を右飛にしとめて、山崎福は2失点となった。

 前日の会見で、25日の先発投手を聞かれた中嶋監督が「なんで言わないといけないの」と言いつつも、「ヤマ!」と発言して注目を集めた左腕は、何とか先発投手としての責任を果たした。

 一方、得意の打撃では残念ながら無安打。3回、2死無走者で迎えた第1打席はバットを折られての投ゴロ。5回の2死一塁では二ゴロに倒れた。

 日大三3年時に、春の選抜大会で大会タイ記録となる1大会13安打を放った「記録ホルダー」。プロ初勝利を挙げた2015年6月5日の中日戦では、岩田から初打席初安打をマークし、今季は代打要員でベンチ入りした日もあった。プロでは通算10打数3安打の打率・300。今季は阪神との交流戦で二塁打もマークしていた好打者だけに打席は不完全燃焼となった。

 ▼オリックス・山崎福 ホームランを打たれてしまったところは反省点ですが、調子自体もよかったですし、試合中は思っていたよりも緊張せずに、しっかり集中してゲームメイクが出来たと思います。

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