中央学院大が初の決勝進出!下山しぶとくV打「腹をくくって振り抜こうと」

[ 2021年11月25日 05:30 ]

明治神宮野球大会第5日 大学の部準決勝   中央学院大6ー2国学院大 ( 2021年11月24日    神宮 )

<中央学院大・国学院大>初回2死満塁、先制3点適時三塁打を放ち、ガッツポーズする中央学院大・下山(撮影・木村 揚輔)
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 大学の部の準決勝2試合が行われた。中央学院大は国学院大を6―2で下し、初の決勝進出。慶大は下山悠介内野手(3年)が4―4の9回にサヨナラ2ランを放ち神奈川大に快勝。2年前に行われた前回大会(昨年はコロナ禍で中止)に続く優勝に王手をかけた。25日は、高校、大学の決勝が行われる。

 中央学院大の6番に座る2年生の下山は、試合前に先輩たちからこんな言葉を掛けられていた。「今日は下山の日だ!」。第1試合でサヨナラ本塁打を放ったのが慶大の3年生・下山だったからだ。

 0―0の初回2死満塁で迎えた第1打席。「本当に回って来ちゃったなと。2球、変化球を空振りしてしまったので腹をくくってスライダーを振り抜こうと思った」と心境を振り返る。追い込まれながらも、しぶとくバットを出した。右中間への大飛球が中堅手のグラブをはじき、先制の3点三塁打となった。

 チームは2回までに6点を奪い、逃げ切った。初の決勝進出を決めた菅原悦郎監督は「常に挑戦者と話している。束になってチーム力でいきたい」と力を込めた。(川島 毅洋)

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