ヤクルト・石川 大学時代の恩師は「今のご時世に衝撃を与えたはず」

[ 2021年11月25日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2021第4戦   ヤクルト2-1オリックス ( 2021年11月24日    東京D )

<ヤ・オ>インタビューで笑顔の石川(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 【直撃コール 青学大・河原井正雄前監督】

 ――石川がシリーズ史上でセ最年長勝利投手です。
 「130キロそこそこで、甲子園に出てくる高校生より遅い。それでも日本最高峰の舞台で通用する。160キロとか、スピードばかり叫ばれる今のご時世に衝撃を与えたはず。1メートル70未満の投手が通算177勝もして、今日も抑えた。小さくてボールは遅くてもできる、という野球少年がたくさん出てくると思う」

 ――青学大の後輩、吉田正や杉本も無安打に抑えた。
 「打ち損じじゃない。ベンチから“球をよく見ろ”と指示されたはずだけど、ベース上でボールが動くから打ち取られた。試合前は心配したけど、見入ってしまった」

 ――大学時代は?
 「普通の投手。スピードは今と全く変わらない。足が速いとか遠投120メートル投げるとかでもない。ただ走り込みは黙々としていた。一つつかんで努力すれば、ここまでできるという、いい見本」

 ――本当は東京ドームで観戦したかった?
 「10月末に“CSのチケット取りますか”と言われたけど、パの(11日の)第2戦を見に大阪へ行っちゃったから、今さら頼みづらかった。悪いことをしたよ(笑い)」

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月25日のニュース