ヤクルト・高津監督「勝ちたい。勝つのみ」、誕生日に日本一なら史上初

[ 2021年11月25日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2021第4戦   ヤクルト2-1オリックス ( 2021年11月24日    東京D )

<ヤ・オ>インタビューで笑顔の高津監督(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルト・高津監督はお立ち台でホッとした表情を浮かべた。「毎日、接戦でちょっと疲れるけれど、本当に競ったところで何とか1点を奪う試合ができている」。4試合中、1点差が3試合で2点差が1試合。僅差が続く展開に疲労感と充実感が入り交じった。第1戦の試合前ミーティングで選手らに「我々の特長はつながり」と語り掛けた。その言葉通り、投手、野手ともに後ろに必死につなぐ姿勢をグラウンドで体現。初戦のサヨナラ負けから3連勝で王手をかけた。

 25日は53歳の誕生日。昨季までにシリーズで誕生日を迎えたのは91年の広島・山本浩二監督しかおらず、当日は移動日でシリーズにも敗れた。高津監督が誕生日に日本一を達成すれば史上初。「勝ちたいですね。勝つのみ。全力で戦いたい」。この勢いを止めることなく、バースデーに舞う。(青森 正宣)

 ≪絶対大丈夫?V率96%≫ヤクルトが初戦黒星から3連勝で王手をかけた。2勝1敗から王手をかけたケースは過去24度のうち、55年南海を除き23度優勝しておりV確率は96%と極めて高い。ヤクルトでは93、97、01年と3度あって全て優勝。97、01年は王手をかけた次の試合で一気に日本一になっているが今日の第5戦はどうか。

 ≪全て2点差以内は10年ぶり5度目≫今シリーズは
(1)オ4―3ヤ=点差<1>
(2)ヤ2―0オ=点差<2>
(3)ヤ5―4オ=点差<1>
(4)ヤ2―1オ=点差<1>
とここまで全て2点差以内。日本シリーズで初戦から第4戦まで2点差以内は57年西鉄―巨人<1><1><1><0>、60年大洋―大毎<1><1><1><1>、72年巨人―阪急<2><2><2><2>、11年ソフトバンク―中日<1><1><2><1>に次いで10年ぶり5度目。なお、57年は全5試合、60年は全4試合が1点差以内だった。

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