大谷翔平 44号放つも今季2敗目 連勝8で止まる 105日ぶり黒星 103年ぶり偉業達成持ち越し

[ 2021年9月11日 12:48 ]

ア・リーグ   エンゼルス5ー10アストロズ ( 2021年9月10日    ヒューストン )

降板するエンゼルスの大谷(ロイター)

 エンゼルス・大谷翔平投手(27)が10日(日本時間11日)、敵地でのアストロズ戦に「2番・投手」で先発。4回途中で降板し、10勝目はならず、1918年のベーブ・ルース(レッドソックス)以来103年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」達成は次戦以降へ持ち越しとなった。チームは5-10で敗れ、大谷は2敗目を喫して14試合ぶりの敗戦投手となった

 過去4試合に投げて未勝利で、メジャー屈指の強力打線を誇るアストロズとの対決。初回、2回と走者を背負いながら無失点に抑えたが、3回2死二塁から3連打を浴び、3失点を喫した。

 1点を追う4回に打線が援護し、勝ち越し。しかし、大谷は4回途中に再び同点を許し、走者を残して降板した。3回1/3、77球を投げて奪三振1、9被安打1死球。被安打はメジャー自己ワーストとなった。

 リリーフ陣もとらえられ、大谷は5月28日(同29日)のアスレチックス戦以来105日ぶりに敗戦投手となり、6月4日(同5日)マリナーズ戦から続いた自身の連勝は8で止まった。

 打っては初回に44号となる先制の右越えソロ。打球速度114・7マイル(約184・6キロ)の低弾道アーチを放って、次点のペレス(ロイヤルズ)やゲレロ(ブルージェイズ)に2本差をつけた。3回の第2打席は四球。4回の第3打席は申告敬遠で、ア・リーグ投手が敬遠されたのは51年ぶりとなった。

 大谷の投球成績は21試合で9勝2敗、防御率3・36となった。

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