頼もしリードオフマン阪神・近本 10試合ぶり先制点の口火切る二塁打&トドメの一撃「仕事できた」

[ 2021年9月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4ー1広島 ( 2021年9月10日    マツダ )

<広・神(17)> 8回1死満塁、近本は左前適時打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 阪神先制点への口火を切ったのも、トドメを刺す一打を放ったのも、近本だった。1年目を超えて自己最多を更新する44度目の複数安打で勝利に貢献した。

 とにかくチームにとって大きかったのが、初回先頭で放った二塁打だ。カウント2―1から141キロを詰まりながら左翼線へ打ち返した。大瀬良の出ばなをくじき、中野の投犠打で三進し、糸井の二ゴロで生還。8月28日の広島戦以来、実に10試合ぶりに奪った先制点だった。

 2点リードの8回1死満塁で迎えた5打席目は左腕バードの代わりばなを仕留めた。1ストライクからの2球目、151キロ直球を逆らわずに左前へ。試合を決定づける4点目をたたき出した。
 「次の1点を何としても取りたい場面だったので、チャンスでしっかり仕事をすることができて良かったです」

 6回1死満塁では前進守備の二塁右へ打ち返した鋭いライナーを菊池涼に好捕される惜しい凡退。次に巡ってきた好機でしっかり結果を残した。134安打はリーグトップを快走中で、打率3割台も維持。あらゆる部門で自己最高成績を残しそうなリードオフマンが首位固めを狙う猛虎を再加速させる。(阪井 日向)

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2021年9月11日のニュース