ダルビッシュ 6回1失点で79日ぶり白星に「感覚が良かった」大谷との対決持ち越しには「拍子抜け」

[ 2021年9月9日 12:44 ]

インターリーグ   パドレス8―5エンゼルス ( 2021年9月8日    サンディエゴ )

<パドレス・エンゼルス>パドレス先発・ダルビッシュ(撮影・沢田 明徳)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(35)が8日(日本時間9日)、本拠地サンディエゴでのエンゼルス戦に今季26度目の先発登板。6回99球を投げ3安打1失点で79日ぶりの白星を挙げた。8勝目(9敗)でメジャー通算79勝目となり、黒田博樹(ドジャース、ヤンキース)と並んで日本投手歴代2位となった。DH制のないナ・リーグ本拠地での試合のため代打待機したエ軍・大谷翔平投手(27)との初対決は実現せず持ち越し。試合はパ軍が8―5で勝利した。

 試合後、ダルビッシュは「すごく自由に投げることができ、感覚も良かった」と言い、久々の白星に「今までは何も考えないで投げたことがなかったんですが、今日は自分の感覚に任せて投げました。真っすぐも走っていましたし、ちゃんとストライクゾーンにいってましたから、その分、変化球も行きましたし良い投球ができたと思います」と振り返った。大谷との対戦の持ち越しには「来るものだと思っていましたし、全部真っすぐでいく準備はできていたんですけど、出てこなかったのでちょっと拍子抜けしました」とし、今後に向け「今日の感覚をしっかり保って自分の投げたいようにというか、脳が投げたいように自由に投げたいと思います」と話した。
 
 初回は3者連続見逃し三振で立ち上がり、2回は1死一、三塁のピンチを背負ったが、スタッシの右飛でタッチアップを狙った3走・ウォルシュを右翼手タティスが刺殺し無失点で切り抜けた。大量8点の援護をもらった直後の3回は3者凡退、4回は無死三塁から三ゴロ失で1失点。5回は3者凡退、6回は安打を許したものの無失点に抑え、この回で降板した。

 前回登板の1日(同2日)のダイヤモンドバックス戦は、3回に一挙6失点して2回2/3を投げ8安打6失点(自責5)で敗戦投手となった。6月21日のドジャース戦で7勝目をあげて以降勝ち星はなく自己ワーストを更新する7連敗を喫し、今季通算成績は25試合で7勝9敗、防御率4・05となっていた。

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