ロッテ堅首!井口監督、価値あるドローに笑み 「最低でも引き分けに終わることが大事」

[ 2021年9月9日 22:26 ]

パ・リーグ   ロッテ2ー2オリックス ( 2021年9月9日    ほっと神戸 )

<オ・ロ19>9回引き分け荻野を迎える井口監督(左)(撮影・後藤 正志)
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 ロッテ・井口監督は「勝ちある引き分け」と捉えた。1―2の9回に荻野が左翼席へ同点ソロ。7回には8月に新加入した小窪が初スタメンで移籍後初アーチをマークし、これが反撃の狼煙(のろし)となった。

 指揮官にとって、小窪は青学大の後輩にあたる。今季は九州アジアリーグの火の国サラマンダーズでプレーしていたが、この日の田嶋は150キロを連発。独立リーグとNPBの1軍では大きな差もあるが、そんな中でも絶好調左腕から貴重な一撃を放ったのだから、「(1軍ですぐに結果を残せるのは)そこは彼の経験値だと思う。広島の強いときにやってきた選手だし、しっかりと調整してくれた」と絶賛するのも当然だ。

 優勝争いも佳境に入ると、勝てなくても負けないことに価値がある。しかも、オリックスとの首位攻防戦だ。「1勝1敗1分けですか…。今年は9回で引き分けと分かっている。最低でも引き分けで終わるのが大事」。首位をキープした指揮官の表情も少しだけ緩んでいた。

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2021年9月9日のニュース