楽天・島内 首位オリ叩いた2差弾 松井離脱ショック振り払った3安打3打点

[ 2021年8月27日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天7―6オリックス ( 2021年8月26日    楽天生命 )

<楽・オ>4回無死一塁、2ランを放つ島内(撮影・白鳥 佳樹)
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 独特なワードセンスで自身のプレーを振り返る「語録」が大豊作だ。楽天・島内が1本塁打を含む3安打3打点と大暴れ。本人は「4番は打ちたくない」と言い、石井監督も「うちの3・5番」と表現するが、これぞ4番の活躍で首位・オリックスとの直接対決で勝利の立役者になった。

 初回、浅村の先制適時打で1点を奪い、なおも無死一、二塁から中前適時打。「浅村が1点を取ってくれて楽な気持ちで打席に入れた。浅村は漢(おとこ)の中の漢やな」と感謝のコメントだ。4回には右中間へプロ10年目で自己最多となる15号2ラン。夏の甲子園の熱戦に刺激を受け「がたいと飛距離がとんでもない選手がいるので、負けないように練習だけは飛ばし屋になりたい。まぁ無理ですけどね」と球児への対抗心?を口にした。

 72打点でリーグトップを快走する。勝負強い打撃に、石井監督は「ホームランよりも大事なヒットも打ってくれている。ヘッドが利くようになって飛距離が出るようになった」と指摘。指揮官は投手出身だが、島内は「やっぱりヘッドっすね。ヘッドの使い方を監督に教えてもらっている」とおどけた。

 守護神・松井が故障離脱を強いられたがチームの痛手に野手陣は奮い立っている。「(投手陣のために)1点でも多く点を取って楽に戦えることを目指したい。4番で長打も求められるので、ない力を振り絞りたい」と島内。オリックスとのゲーム差を2に縮めた。残り46試合。頼れる4番が逆転Vだけを目指してバットを振る。(重光 晋太郎)

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2021年8月27日のニュース