明徳義塾 サヨナラ負けも馬淵監督は選手ねぎらい「“ザ・高校野球”でよく頑張った」

[ 2021年8月27日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権 準々決勝   明徳義塾2-3智弁学園 ( 2021年8月26日    甲子園 )

<智弁学園・明徳義塾> 涙を流しながら吉村(左)を慰める明徳義塾・代木 (撮影・平嶋 理子) 
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 まさかの逆転サヨナラ負け。16年以来の4強入りが目前で消えた。それでも、明徳義塾・馬淵史郎監督は選手たちをねぎらった。

 「このチームは体も大きくなく、パワーもスピードもない。“ザ・高校野球”でよく頑張って春と夏、甲子園まで来た。ご苦労さんと言ってあげたい」

 前日25日の3回戦(対松商学園)で完封&決勝弾のエース代木大和を「連投になる」ため温存し、2年生左腕・吉村優聖歩(ゆうせふ)に先発を託した。くるりと背中を打者へ向け、横手からの変則トルネード投法で期待に応え8回まで2安打1失点。9回には代木の2試合連続弾で勝ち越したが、その裏、吉村が3安打と2死球で2点を奪われた。「最後まで勝ち進みたかったので悔しい」とうなだれた吉村は、代木から「来年戻って来て借りを返せ」と声を掛けられた。

 投打で存在感を示した代木は今後について「最終的にはプロの世界で勝負したいという気持ちはある」と話し、聖地を去った。

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