石見智翠館・山崎琢　9回に意地の適時打　野球留学し島根大会決勝でノーヒットノーラン　進路は熟考

第103回全国高校野球選手権　準々決勝   石見智翠館1－9智弁和歌山 （ 2021年8月26日    甲子園 ）

＜石見智翠館・智弁和歌山＞智弁和歌山に敗れ、涙する石見智翠館・山崎琢（撮影・河野　光希）
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　石見智翠館の山崎琢磨は最後まで前を向いた。0―9の9回2死二塁で「まだ終わらせない。絶対にランナーを還す。点を取る」と真っすぐを右翼線へ適時二塁打。意地の1点をもぎとった。

　大阪・大東市の出身だが、甲子園を目指し野球留学の道を選択。島根大会決勝でノーヒットノーランを達成し甲子園では18年ぶりの8強入り。「親元を離れたけど、こうして甲子園でプレーする姿を見せることができた。ここまで来られたのは自分だけの力じゃない」と周囲に感謝した。

　4回途中で降板後も野手として奮闘。「進路についてはまだ考えていない」といい、第2の故郷で熟考する。