阪神・サンズ ゴメス以来虎助っ人5年ぶりの20号 昨季超えにハッピーハンズ♪「正直うれしい」

[ 2021年8月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神9-3DeNA ( 2021年8月26日    京セラD )

<神・D(21)> 3回、サンズは左越えに2点本塁打を放ちベンチのナインに迎えられる (撮影・後藤 大輝)
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 大きな弧を描いた“ハッピーハンズ弾”が左翼席へ飛び込んだ。同点の3回、中野の二ゴロの間に1点を勝ち越し、なお1死三塁で阪神・サンズが20号2ラン。お立ち台こそ近本とガンケルに譲ったが、間違いなくヒーローの一人だ。

 「打ったのはスライダー。狙っていた? これまでね、スライダーとかチェンジアップで抑えられていたので、考えはありました」

 初回2死の第1打席(右飛)での5球の内訳は、直球1、スライダー1、チェンジアップ3。実は1週間前の19日の対戦でも3打席の全14球の内訳は、直球4、スライダー2、チェンジアップ8だった。坂本―伊藤光のバッテリーが高い確率で変化球を投じてくるのを読みきっていた。

 その19日も4回無死一、二塁でチェンジアップを引っかけて三ゴロ併殺。6回1死二塁でもチェンジアップを再び三ゴロ。好機で2度凡退するなど坂本に3打数無安打で、3戦3敗の責任を感じていただけに少し留飲を下げた。しかも、昨季19本を更新する20号にも到達した。

 「やっぱりね、昨年以上というのは、いつでも思っていることなので、その一つとして本塁打が超えられたのは正直うれしい。もっともっと打っていきたいね」

 復帰登板で勝利投手になったガンケルが外国人枠いっぱいとなる1軍5人目。マルテも2軍で準備を整え、昇格をうかがっている。助っ人サバイバルのスタート前に、サンズが最高のアピールをした。(畑野 理之)

 ○…サンズ(神)が自己最多の20号。阪神外国人打者の20本塁打は、16年のゴメス(22本)以来5年ぶり。新人で23本の佐藤輝と合わせ、20本が2人は10年のブラゼル(47本)と城島健司(28本)以来11年ぶりとなった。

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2021年8月27日のニュース