マエケン 5回3安打3失点粘投も3勝目ならず 

[ 2021年5月23日 07:48 ]

インディアンズ戦で力投する前田健太(AP)
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 ツインズの前田健太投手(33)は22日(日本時間23日)、クリーブランドでのインディアンズ戦で今季9度目の先発登板。前回16日、5失点(自責3)だったアスレチックス戦で、股関節の張りを訴え、ロコ・バルデリ監督は登板を一度飛ばす可能性に言及していたが、中5日で通常通りに登板した。

 初回2死から3番ラミレスに死球を与えた後、4番レイエスに90マイル(約144・8キロ)の直球をセンター右に2点本塁打とされた。2回も2死から8番ロサリオに真ん中に入ったスライダーを左翼線二塁打、9番ヘッジズに5球ファウルで粘られた後、2―2から82マイル(約131・9キロ)の外角低めスライダーを右前適時打とされ、序盤で3点を奪われた。

 しかしその後は立ち直り、3回は球数14球で3者凡退、4回も球数12球で3者凡退。5回は9番ヘッジズに四球を与えたが、それだけだった。

 前田は5回までで球数73球で降板。勝ち負けはつかなかった。この日は股関節の張りの影響か、直球の最速が90・6マイル(約145・8キロ)で、90マイル以上が3球と速い球が少なかった。一方で5回3安打1四球、変化球が冴え毎回の6奪三振、途中から8者連続で打ち取るなど、復調の兆しも見せていた。

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