ナショナルズのリゾGMが暴言で退席処分 無観客試合の静寂でヤジが球審に聞こえてアウト!

[ 2020年9月7日 14:04 ]

スタンドからの退席を命じられたナショナルズのリゾGM(AP)
Photo By AP

 ジョージア州アトランタの「トゥルーイスト・パーク」で6日に行われたブレーブス対ナショナルズ戦で、選手ではなくスタンドで観戦していたナショナルズのマイク・リゾGM(59)異例の“退席処分”となった。

 AP通信によれば、7回表のナショナルズの攻撃中にハンター・ウェンデルステッド球審が突然、スタンドの方を向いて「YOU’RE OUT(退場)」と宣告したもので、示した指の先にはVIP席の前でマスクを着用せずに大声を出していたリゾGMがいた。

 審判団の主任を務めているジョー・ウエスト氏によれば、前週からリゾGMが審判に対して罵声を浴びせているとリーグ側に報告しており、それがこの日も繰り返された形。新型コロナウイルスの感染防止のために大リーグは無観客で試合を実施しているが、その“静寂”が保たれているゆえに、いつもなら聞こえないはずの暴言が審判の耳に届くような環境になっていた。

 ウエスト氏は「もし彼(リゾGM)が大統領であっても、私は退場処分にする」とコメント。なお試合は昨季のワールドシリーズを制したナショナルズが3―10で敗れ、今季の成績は14勝25敗となった。

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2020年9月7日のニュース