ヤクルト・ライアン 4戦連続連敗ストッパーだ!「雨がいい流れを持ってきてくれました」

[ 2020年9月7日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト10―3中日 ( 2020年9月6日    神宮 )

<ヤ・中>6回1死一塁、ビシエドを三ゴロ併殺打に打ち取りエスコバーを指差す小川(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 神宮球場を襲ったゲリラ豪雨も味方にした。ヤクルト・小川は「雨がいい流れを持ってきてくれました」と笑顔で振り返る。0―1の5回終了後に28分間の中断。再開すると、打線が10得点の大量援護をしてくれた。

 チームが3連敗で迎えたマウンド。エースは「連敗を絶対に止める、一歩も引かない気持ちだった」と腕を振り続けた。初回に1点失ったが、2回以降は三塁も踏ませない。8回1失点の好投でノーヒットノーランを達成した8月15日のDeNA戦から4連勝。その全てがチームの連敗を止める白星で「苦しい投球だったが粘ったかいがあった」と充実感をにじませた。

 ノーヒッターからの4連勝は、97年の同じヤクルトの石井一久(現楽天GM)以来23年ぶり。さらにリーグトップの巨人・菅野に1勝差に迫る8勝目を挙げ、新人だった13年以来の最多勝も視界に捉えた。広島が敗れ、最下位も脱出。「一戦一戦必死に戦っている。何とか上を目指したい」と巻き返しを誓った。(君島 圭介)

続きを表示

2020年9月7日のニュース