侍ジャパン稲葉監督「とにかく五輪を開催してほしい」願い込め選手をTVチェック 公式YouTube配信

[ 2020年9月7日 22:28 ]

侍ジャパン・稲葉監督

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(48)が7日、公式YouTubeチャンネルに出演し、来年へ延期された東京五輪への意気込みや、本番への備えなどについて語った。

 「とにかくオリンピックを開催してほしいという願いを込めながら、選手たちをしっかり見ています。本当にオリンピックがどうなるか正直分からないですけども、金メダルを獲って一緒に喜びを分かち合いたい」

 稲葉監督の契約は今夏までだったが、延期に伴い7月に1年契約延長の要請を受けた。19年11月にはプレミア12を制し、トップチームに10年ぶりの国際大会タイトルをもたらした。契約延長時には東京五輪では「プレミア12のメンバーを土台に考えていきたい」とする一方で、「どんどん若い選手、生きのいい選手が出てきてほしい」と新戦力台頭にも期待を寄せていた。

 「いろいろ考える時間を与えられた。(プレミア12から)1年半あいた時に、またどういう戦力が出てきて、どういうチームがつくれるのか。どちらかというと楽しみの方に気持ちを置くようにしている」と現在の心境を説明。感染拡大を受けて、なるべく球場へは直接足を運ばず、テレビで選手個々の状態やプレースタイルを確認しているという。

 今季は開幕が3カ月遅れた影響から連戦が続く中で「どこの球団も若い選手を使っている。新たにこういう選手が出てきたんだと、楽しみが非常にありますよね」と目を光らせている。

 侍ジャパンは「2020+1 プロジェクト」を立ち上げ、公式YouTubeチャンネルでの定期的な情報発信を行っていくという。今後もコーチ・OBの出演や、秘蔵映像などを配信し、東京五輪本番へ向けスローガンである「全世代結束」を目指していく。

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2020年9月7日のニュース