DeNA 連勝も台風10号でドタバタ 試合47分後に新幹線飛び乗り…4打点の宮崎「疲れました」

[ 2020年9月7日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA8―5広島 ( 2020年9月6日    マツダ )

<広・D>雨で中断中、ベンチで待機するDeNAナイン(撮影・奥 調)
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 打撃戦を制し、DeNA・宮崎は「疲れました」と本音を漏らした。勝利の余韻に浸る間もなく、選手は約20分後にマツダスタジアムを後にした。チームバスで約2・2キロ先のJR広島駅に向かうと、新幹線に飛び乗った。第1便は午後7時1分発。試合終了からわずか47分後だった。

 台風10号接近の影響で、試合前に7日の広島戦の中止が決定。当初は7日がナイターのため、8日に横浜への移動ゲームが予定されていたが、交通機関の乱れを考慮して急きょ試合後の移動に変更となった。

 そんなドタバタの中で宮崎は3年ぶりの4打点。初回に先制の中犠飛を放ち、3回には左中間へ「入るとは思わなかった」と自らも驚く11試合ぶりの11号2ランだ。逆転を許した直後の6回にはソトの同点犠飛の後に決勝の中前適時打を放った。3回の攻撃中には台風接近に伴う雨で53分間の中断もあったが「必ず試合が行われると思い、気持ちを切らさずにいた」と高い集中力を維持。首位・巨人に3連敗を喫した前カードでは脚の張りで欠場もあったが、頼もしい姿が帰ってきた。

 広島入りした4日は大雨の影響で新幹線が約1時間運転を見合わせ、試合も4時間47分の末に引き分け。そんなドタバタ遠征も、3試合で47安打30得点と打線が爆発した。2勝1分けで手にした2カードぶりの勝ち越しが「お土産」となった。

 13連戦の真っただ中だったはずが7日は休日となり、通常の6連戦となった。救援陣はフル回転が続いていただけに、ラミレス監督も「投手陣にとって凄く大きい」とプラスに捉え、帰路に就いた。(町田 利衣)

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