和歌山大“レジェンドOB”83歳神前さん 神宮に「夢のようです」

[ 2017年6月8日 08:50 ]

全日本大学野球選手権第3日・2回戦   和歌山大4―1岡山商大 ( 2017年6月7日    神宮 )

<和歌山大・岡山商大>和歌山大野球部OB会で相談役を務める神前さんは「夢のよう」と勝利に酔いしれた
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 “レジェンドOB”もスタンドから声援を送った。和歌山大野球部OB会で相談役を務める神前孝之さん(83)は「夢のようです。大原監督の下、部員は一生懸命戦ってくれた。神宮へ連れてきてもらって感謝しています」と喜んだ。

 神前さんは桐蔭の出身。大原弘監督や1失点で完投した2年生右腕・貴志にとって大先輩にあたる存在だ。現役時は1956年秋の大阪歯大戦で無安打無得点試合を達成した神前さん。当時の部員は「12、13人くらい」で、半分近くが軟式出身者だったという。卒業後は和歌山県庁で務め、軟式の全国大会では近畿代表の一員として神宮でも登板した経験があるという。

 リーグ戦初優勝を決めた奈良学園大戦(5月17日)は車いすで来場し、ネット裏の来賓室で観戦したが、この日は杖をついて歩き、スタンドから声を張り上げた。チームが勝ち進む限り「見に行きますよ」と笑顔満開だった。

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2017年6月8日のニュース