「英語を学べ」発言の解説者が謝罪 マー君「細かいニュアンスがある」

[ 2017年6月8日 09:13 ]

ヤンキース・田中将大
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 ボストンの地元局NESNでレッドソックス戦の解説者を務めるジェリー・レミー氏(64)が7日(日本時間8日)、6日のヤンキース戦で田中について行った発言を謝罪した。自身のツイッターで「昨夜の放送中に私の発言によって傷ついた方に心からおわびしたい」とつづった。

 レ軍の元内野手でチームの殿堂入りも果たしているレミー氏は、マウンドで通訳を介してラリー・ロスチャイルド投手コーチと話す田中の姿を見て「英語の野球用語をしっかり学べ。これが認められるべきだとは思わない」などと苦言。しかし、「野球における共通言語は一つだけじゃない」などと、人種差別的な発言だとしてSNS上で激しい批判を受けていた。NESNやレ軍は7日、レミー氏の発言は局や球団の考え方とは異なるとする声明を出した。

 大リーグでは13年から監督やコーチとともにマウンドへの通訳同行が可能になった。田中はこの件について「いろんな人の意見や考え方があるし、その人がどういう真意でどういう考え方をもって発言したかも僕は分からないので、答えようがない。でも、(通訳を介して伝わる)細かいニュアンスの部分だったりというのがあるから。ルールで認められている部分で、こちらは利用させていただいているだけです」とコメントした。

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2017年6月8日のニュース