則本、10個目三振は“狙って”筒香から「日本の4番なので」

[ 2017年6月8日 21:16 ]

セ・パ交流戦   楽天8―2DeNA ( 2017年6月8日    Koboパーク宮城 )

<楽・D>9回2死、佐野を空振り三振に打ち取りガッツポーズの則本
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 これがエースだ。楽天の則本が7安打2失点で完投勝利。チームの連敗を3で止めるとともに12奪三振をマークし、自身の持つプロ野球記録の連続2桁奪三振試合を「8」に伸ばした。

 節目の10個目は8回に筒香から奪った。「正直言えば10個目筒香くんから取りたいと思っていた。やっぱり日本の4番を背負った素晴らしいバッターですし、その前に3本打たれていたので何とか一矢報いたかった」と則本。ファウル2球で追い込むと外角高めの152キロの速球を見せた後、最後は意表を突く内角への149キロの速球で見逃し三振に仕留めた。

 この三振でDeNAの先発全員から三振を奪い、さらに9回にも2三振を加えて計12奪三振。うち10個が空振り三振という圧巻の内容。今季の奪三振も100の大台を超えて102となった。

 これで今季8勝目。「茂木がいきなり(本塁打を)打ってくれたし、追加点も取ってくれて茂木さまさまです」と則本。記録更新には「嶋さんの素晴らしいリードがあってそこに投げ切れた結果だと思います」と胸を張り、ファンには「声援があっていつも以上の投球ができている」と感謝していた。

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