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和歌山大「夢は優勝」64人一丸 220人の上武大に真っ向勝負だ

全日本大学野球選手権第3日・2回戦   和歌山大4―1岡山商大 ( 2017年6月7日    神宮 )

<岡山商大・和歌山大>初回1死三塁、先制のホームを踏んだ田淵(背番号22)を笑顔で迎える和歌山大ナイン
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 2回戦の残り6試合があり、8強が出そろった。今大会出場唯一の国立大で初出場の和歌山大は岡山商大を撃破。先発の貴志弘顕投手(2年=桐蔭)が1失点で完投し、待望の全国1勝をつかんだ。天理大は森浦大輔投手(1年=天理)が毎回となる16奪三振の快投で4年ぶりの8強進出を決めた。立教大は富士大に逆転勝ちし、59年ぶりの勝利を挙げた。

 和歌山大が掲げる『考える野球』の真骨頂は初回の攻撃だ。先頭の田淵公一郎外野手(2年=鳥羽)が四球で出塁すると、2球目にノーサインで二盗を決めた。続く2番・大畑達矢内野手(3年=智弁和歌山)の遊ゴロで三進。3番・真鍋雄己主将(4年=高川学園)もノーサインだったが、叩きつける打撃に徹した。三ゴロの間に田淵が本塁生還。ノーヒットでもぎ取った先制点で波に乗った。

 「僕たちの野球が満載でしたね。簡単に3人では終わらない」

 真鍋は胸を張った。大原弘監督の打順組み替えも奏功した。相手先発は152キロ右腕の近藤ではなく、蔵本を早くから想定していた。5日にあった近大―岡山商大戦ではブルペンで投げる蔵本に目を凝らした。荒れ球が多いと見るや「粘りがある」という田淵を本来の9番から1番に抜テキした。四球での出塁に、指揮官は「100点満点」と笑った。

 3回は四球に敵失、3連打を絡めて3得点。蔵本をマウンドから引きずり下ろした。救援登板の近藤にはセーフティーバントで何度も揺さぶりをかけた。守備も光った。捕手の真鍋は二盗を2度阻止。中堅の池内健人外野手(4年=丸亀)は5回と9回最後の打者の打球をダイビングで好捕した。1失点で完投した先発の貴志は1年浪人してからの入学組だ。「チームが勝ったことは大きな財産になる」とうなずいた。

 1924年の創部で50年秋に近畿学生野球連盟に加盟。2部、3部降格を乗り越え、12年秋に1部へ復帰したばかりだ。練習は週に4回。2回はアメフット部とグラウンドを共有する。「国立だから不便だとか感じたことはない」と真鍋。『考える野球』を掲げ、昨秋65年ぶりの2位に躍進するなど一歩ずつ階段を上がってきた。

 国立大の勝利は10年の北海道大以来。国立大の最多勝利は98年の京都教育大と10年の北海道大の2勝だ。真鍋は「夢は日本一です。まだ1勝。土俵に立っただけです」と口元を引き締めた。準決勝は4年ぶりの優勝を狙う部員220人の上武大が相手だ。「横綱ですから、何とか頭をつけて食らいつく」と指揮官。部員64人一丸で真っ向勝負を挑む。(吉仲 博幸)

[ 2017年6月8日 08:40 ]

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