横浜・万波 自己最速145キロ&2安打「自分でもびっくり」

[ 2017年5月21日 05:30 ]

春季高校野球関東大会・1回戦   横浜10―0土浦湖北 ( 2017年5月20日    ひたちなか市民 )

<土浦湖北・横浜>自己最速145キロをマークした横浜・万波
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 第69回春季高校野球関東大会が20日、水戸市民球場などで開幕した。横浜(神奈川2位)は1回戦で土浦湖北(茨城3位)に10―0で7回コールド勝ち。来秋ドラフト候補の万波中正(ちゅうせい)外野手(2年)は2安打を放ち、救援登板では2/3回を無安打無失点。自己最速の145キロを計測し、身体能力の高さを見せつけた。21日は早実(東京1位)―花咲徳栄(埼玉2位)など2回戦6試合が行われる。

 投手・万波が観衆をどよめかせた。7回1死。右翼からマウンドに走ってきた万波は、投球練習の7球で肩をつくった。ブルペンでの投球練習はしていなかったが、先頭打者への初球に自己最速を3キロ更新する145キロをマーク。144キロ直球で空振り三振を奪い、次打者も遊ゴロに打ち取って試合を締めた。1メートル90の大型右腕は「(145キロは)自分でもびっくりした。球速は打撃とは裏腹に伸びている」と、2安打した打撃を引き合いに出して苦笑いした。

 普段の練習でもブルペンでの投球練習は行わず投内連係に加わる程度。それでも昨秋137キロだった球速が8キロも速くなった要因を「テークバックを小さくした」ことだと言う。視察した日本ハムの大渕隆スカウト部長は「去年から少しずつ良くなっている。期待したい」と投手としての能力を高く評価していた。

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2017年5月21日のニュース