清宮 4安打3打点で貢献 94号弾丸ライナーは「入っちゃったって感じ」

[ 2017年5月21日 13:18 ]

第69回春季高校野球関東大会2回戦   早実10―9花咲徳栄 ( 2017年5月21日    ひたちなか市民球場 )

<早実・花咲徳栄>5回1死、右越えにソロ本塁打を放ち、ベンチの祝福を受ける早実・清宮
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 第69回春季関東地区高校野球大会は21日、茨城県のひたちなか市民球場などで行われ、プロ注目のスラッガー、清宮幸太郎内野手(3年)擁する早実が花咲徳栄との接戦を制し、初戦を突破した。

 延長10回から無死一、二塁で始まるタイブレーク方式に突入。早実は延長10回に失策と暴投で2点を失ったが、その裏の攻撃で驚異の粘りを見せた。

 選択打順で2番・雪山から攻撃を開始。雪山が強攻策でバントの構えすら見せず左前打でつなぐと、無死満塁から清宮が右前打を放って8−9と1点差。続く野村が右中間を破るサヨナラの2点適時二塁打を放って試合を決めた。

 4安打3打点の活躍で勝利に貢献した清宮は「今まで粘り勝ってきた野球がきょうも出せた」と逆転勝利に満足げ。低い弾道で右翼ポール際に飛び込んだライナー性の当たりの本塁打については「入っちゃったって感じ」と打った本人も驚いていた。

 捕手として公式戦初先発し、盗塁を刺すなど守備でも活躍した野村は「中学の時は捕手だったので落ち着く。(サヨナラ打は)詰まっていたので越えるか心配だったけど、越えてくれた」と満面の笑みだった。

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