“激やせ君”西武・木村文 逆転V2ラン 4月不振で体重6キロ減

[ 2017年5月21日 05:30 ]

パ・リーグ   西武7―5ソフトバンク ( 2017年5月20日    メットライフドーム )

<西・ソ>2回1死二塁、逆転2ランを放つ木村文
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 おかわり君ならぬ、激やせ君が西武を勝利に導いた。1点を追う2回1死二塁だ。木村文が左中間席へ運ぶ逆転の決勝2号2ラン。14年6月以来、約3年ぶりのお立ち台で「やっと立てました。ここにもっと立てるようにもっと頑張りたい」と力強く誓った。

 プロ11年目。強肩、俊足、長打力も兼ね備えて潜在能力は高いが、結果が出ない。今年は開幕からスタメンで試合に出場し続けたが、4月を終えて打率・133。心労で体重は87キロから6キロ減の81キロまで落ちた。

 今月に入り、スイングの始動を早くすることを意識。逆転弾は3球連続で来たスライダーに反応し、3回にはフルカウントから直球を左前へ適時打した。月間打率・311と状態は上向いている。

 悩みは81キロから増えない体重だ。チーム関係者から「激やせ君」と呼ばれることも。「やせて見られるのが嫌なので…試合前も試合後もおにぎりとか食べて、遠征先でもバイキングをガチ盛りで食べているけど増えません」。苦笑いする表情に暗さはない。打率の上昇が一番の精神安定剤だ。 (平尾 類)

 ▼西武・浅村 3ボールになって甘い球だったらいこうと思ったが、まさか本塁打になると思わなかった。(100号は)うれしいし、もっと上を目指していきたい。

 ▼西武・佐野(5回4失点で2勝目)テンポも悪かったし、野手の方に助けてもらった。次は先輩たちを助けられるようにしたい。

 ▽浅村(西武)通算100本塁打 20日のソフトバンク8回戦(メットライフドーム)の2回に中田から今季4号となる左越え3ランを放って達成。プロ野球282人目。初本塁打は10年8月10日の楽天戦で山村から。

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2017年5月21日のニュース