僕も大阪桐蔭!“第3の男”西武・岡田 特大弾で開幕マスクアピール

[ 2017年3月13日 05:30 ]

オープン戦   西武3―6オリックス ( 2017年3月12日    京セラドーム )

<オ・西>5回、オープン戦1号を放ちナインに迎えられる岡田
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 伏兵の特大弾で打線が活気づいた。西武・岡田が5回に2年目右腕・近藤の136キロの直球を振り抜くと、打球は京セラドームの2階席に飛び込むオープン戦1号ソロ。「自分は打てる打者じゃない。うれしいです。アピールしてるかなとは思う」と照れ笑いを浮かべた。さらにこの回は浅村が中前適時打、中村も左翼線適時二塁打と大阪桐蔭勢が試合の全得点を叩き出した。

 西武の大阪桐蔭出身で連想するのは浅村、中村、森。オフのトークショーでは、岡田が「僕も大阪桐蔭です!忘れんといてください」とファンに訴えるのが定番だが、今年は開幕戦に捕手で先発出場の大きなチャンスだ。大本命の森が5日のキューバとの強化試合(京セラドーム)で死球を受け、左肘頭(ちゅうとう)骨折。炭谷も侍ジャパンに選出されたためチームを離れている。昨季は22試合の先発出場にとどまった「第3の捕手」が予想外のバットでの猛アピールに、辻監督も「たまには当たるよ。まだまだ。(炭谷)銀もいるしね。森も(開幕までに)帰ってこられないだろうからその気でやらせた方がいい」と目を細めた。

 もっとも岡田に満足感はない。5回に3点を奪ったが6失点で逆転負けに、「守備の反省が大きい。捕手として勝たせないといけない。点数を取った後に点を取られるのは自分自身がまだまだ足りない」と反省の弁を並べた。自身の活躍より、チームを勝利に導けなかった危機感を口にしたのは自覚の証拠。大阪桐蔭で隠れた男が今年はチームの救世主になる。 (平尾 類)

 ▼西武・ウルフ(オープン戦初登板で3回1失点)今後はペースを徐々に上げ、開幕に向けてしっかり準備していきたい。

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