ベネズエラ勝った 5点差逆転→2度追いつかれても延長10回ケリ

[ 2017年3月13日 05:30 ]

WBC1次ラウンドD組   ベネズエラ11―10イタリア ( 2017年3月11日    メキシコ・グアダラハラ )

<イタリア・ベネズエラ>9回、2ランを放ち生還するS・ペレス(中央)(AP)
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 優勝候補の一角、ベネズエラが5点差をひっくり返して延長戦を制し、踏みとどまった。

 8―8の9回にS・ペレスの2ランで勝ち越したが、その裏にF・ロドリゲスがつかまり同点。その際、捕手ペレスが、サヨナラを狙ったロイヤルズで自身の控え捕手を務めるビュテラと交錯し、左膝を負傷して途中交代となった。この窮地に燃えたのが、マーリンズのイチローの同僚プラード。1死一塁から、この日5安打目となる決勝二塁打を左中間に放ち、決着をつけた。

 2連敗なら2次ラウンド進出は絶望的だっただけに、オマー・ビスケル監督は「いろいろなことが起こったが、何とか勝利できた」とひと安心。ただ、守備の要S・ペレスについては「病院で検査しないと、今後は分からない」と表情を曇らせた。抑えのF・ロドリゲスも負傷するなど、傷だらけの大会初勝利となった。

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2017年3月13日のニュース