ロッテ戦力外の中後 Dバックスとマイナー契約 TV番組きっかけ

[ 2016年3月2日 08:48 ]

ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ元ロッテの中後

 昨秋ロッテから戦力外通告を受けた中後悠平投手(26)が、米大リーグのダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ。1日、AP通信が伝えた。

 変則左腕の中後は2012年、近大からドラフト2位でロッテに入団。実働3シーズンで通算37試合に登板し、2勝2敗0セーブ6ホールド、防御率5・68の成績を残した。昨秋12球団合同トライアウトに参加したものの、NPBの球団からは声がかからず、ルートインBCリーグ武蔵に入団していた。

 しかし今年2月13日に放送されたTBS「バース・デイ」(後5・00~5・30、関東ローカル)で、メジャー球団から声が掛かっていたことが判明。番組によると、昨年末放送の同局「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」に出演していた中後に、日本在住のスカウト関係者が注目。メジャーのスカウトに売り込んだところ、ダイヤモンドバックスとフィリーズ、レンジャーズが興味を示し、今年1月に投球練習を視察したいとの連絡が届いたという。それは春季キャンプ参加の可否を決める練習で、好投を披露した中後に対して3球団のうち1球団から「メジャーの招待選手として参加してみないか」とオファー。中後はキャンプ参加を決断し、マイナー契約へと至ったとみられる。

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2016年3月2日のニュース