正義だけじゃない!創価大・秋元 スカウトの前で3回無失点

[ 2016年3月2日 18:22 ]

日体大打線を3回無失点に抑えた創価大・秋元

 正義だけに頼らない!東京新大学リーグの創価大が2日、東京都八王子市の同大グラウンドで日体大と対戦し、5―0で勝利。先発した今秋ドラフト候補の秋元秀明投手(新4年、三浦学苑)は、プロ3球団のスカウトが見守る中、3回2安打無失点、3奪三振だった。

 
 創価大は今秋ドラフト最大の目玉に挙がる田中正義投手(新4年、創価)が注目を集めているが、前日の城西国際大とのオープン戦(創価大グラウンド)で最速147キロをマークし3回無安打無失点と好投した池田隆英投手(新4年、創価)と秋元もプロ注目の右腕。秋元は「一応0点に抑えられたのは良かった」としつつも、「真っ直ぐが全然走らなかった」と納得いかない様子で振り返った。

 最速147キロを誇る直球は、この日は138キロ止まり。「フォームが全体的にばらついている。タイミングがまだ合っていない」と自覚しており、変化球主体の配球で封じた。1年春のリーグ戦で開幕投手を務め、いきなり4勝。しかし、昨年は度重なる故障に苦しみ、投げられない日々が続いた。その分、大学ラストイヤーにかける思いは人一倍強い。

 岸雅司監督は「腕が振れてない。あんなもんじゃダメ。あえて褒めない」と厳しい言葉を並べたが、それも大きな期待を寄せているからこそ。秋元は「真っ直ぐが走れば悪くない。チームとして日本一をとりたい。正義ばかりに頼るのではなく、自分と池田がしっかり投げて勝つことが大事」とプライドをにじませた。

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2016年3月2日のニュース