阪南大高、39年ぶりセンバツへ前進 近畿大会で8強入り

[ 2015年10月17日 18:10 ]

 名門復活へ、阪南大高(大阪3位)が大鉄時代の1977年以来39年ぶりの選抜出場へ前進した。来春選抜大会の重要な選考資料となる秋季近畿大会(皇子山球場)の1回戦で奈良大付(奈良2位)を9―6で破り、8強入りを決めた。

 阪南大高は初回に3連打など計4本の単打を浴びせて3点を先制。3、4回にも1点ずつ加点すると、5回は大量4得点。着実にリードを広げたが、先発の中河成投手(2年)は5回0/3を被安打7の5失点で降板した。2番手の左腕・宮繁蓮投手(2年)も7回に1点を失い、3点差に詰め寄られたが、何とか反撃を断ち切った。

 大阪大会の3位決定戦では来秋ドラフト上位候補に挙がる最速148キロ左腕・寺島成輝投手(2年)を擁する履正社を1―0で完封。18年ぶりの秋季近畿大会出場を決めた勢いそのままに、1回戦を突破した。

 社会人野球の東芝で7年間プレーし、2年間コーチを務めた経験もある同校OBの片岡定治監督は「一戦一戦しっかりやっていきます」と話していた通り、打線は13安打を放った。選手らはそれぞれの役割をまっとうし、勝利につなげた。

 25日の準々決勝は、龍谷大平安(京都1位)―高野山(和歌山2位)の勝者と対戦する。

続きを表示

2015年10月17日のニュース