命懸けか?大谷に喝 栗山監督が面談で二刀流4年目の奮起促す

[ 2015年10月17日 05:30 ]

大谷は全体練習後に打撃マシンで打ち込む

 喝だ!日本ハム・大谷が千葉・鎌ケ谷での秋季練習後に、栗山監督との個別面談を受けた。投手では自己最多の15勝など3部門のタイトルを獲得したが、打者では打率・202、5本塁打と低調で「“打者・大谷”にとって屈辱の1年間。命懸けでやっているのか?」と奮起を促された。二刀流4年目を迎える来季は「投打」で確かな結果が求められる。

 昨季は1918年ベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来の「2桁勝利(11勝)&2桁本塁打(10本塁打)」の偉業を達成。だが、今季はシーズン半ばで近藤がDHに定着し、後半戦は全て代打出場。打席数は昨季から半減し、軒並み成績を落とした。CSファーストS第3戦(札幌ドーム)では好機で三振し、1点差で敗退。それでも、指揮官は「投手は“すっとこどっこい”だけど、打者はある程度信頼している」と言う。変わらぬ期待と信頼に応えなければ、二刀流を続ける価値はない。

 面談後。大谷はすぐさま室内練習場に向かい、一人黙々と約1時間、打撃マシンを打ち込んだ。「シーズン中と特に変わらない。やりたいことはざっとある。体調を考慮しながらやりたい」。1カ月後に控える「プレミア12」では投手に専念するが、目指すはあくまでも「二刀流」での一流選手だ。誰も歩んだことのない道。大谷自身もこのままで終わる気はない。 (柳原 直之)

続きを表示

2015年10月17日のニュース