オリックス森脇監督 連敗も選手責めない「僕だけでいい」

[ 2013年3月31日 06:00 ]

<ロ・オ>延長12回、サヨナラ負けにスコアボードを見つめるオリックス・森脇監督(右)

パ・リーグ オリックス4―5ロッテ

(3月30日 QVCマリン)
 オリックスは前夜と同じ、延長12回にまたも力尽きた。球団史上初となる開幕からの2試合連続のサヨナラ負け。試合時間は前日の4時間43分を1分上回る4時間44分で、合わせて9時間27分を戦っても、引き分けすら手にできなかった。

 「選手はよくやった。誰を責めるのでなく、責められるのは僕だけでいい」。森脇監督も痛恨の連敗にうなだれた。

 12回は、同じように中継ぎ陣が踏ん張れなかった。松本は安達の失策もあったが、1死一、二塁とピンチを広げ、代わった比嘉は代打の大松に死球。最後は古川が福浦に左犠飛を打たれた。前夜、角中に決勝中犠飛を浴びた「デジャブ」のような展開。西本投手兼バッテリーコーチは「申し訳ない。どうにかしないと…」と言葉を失った。前夜のサヨナラ負けの原因をつくった吉野を1日で2軍に落とし、古川を昇格させたばかり。苦しい台所事情だ。

 「同じ負けでもサヨナラで、ダメージがね…。相手も必死だから、すんなりとはいかない」と森脇監督。監督としての初采配が、こうまで苦しむとは夢にも思わなかったはず。2日間で25安打を放ちながら、期待の糸井が1安打のみ、と投打の歯車の狂いが気になる。

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2013年3月31日のニュース