全セ完封リレー!坂本の2ランなどで全パに連勝

[ 2012年7月21日 20:32 ]

3回、2ランを放ち全セのラミレス(左から2人目)とポーズをとる坂本

 プロ野球のマツダオールスターゲーム2012は21日、松山市の松山中央公園野球場で第2戦を行い、投打のかみ合った全セが4-0で全パを下した。先発の前田健(広島)は3回を1安打無失点と好投。内海(巨人)、野村(広島)、藤川(阪神)とつなぎ、4安打無失点に封じた。全セは2連勝で、通算成績を73勝77敗9分けとした。MVPには、前田健が初めて選ばれた。

 全セは4月にノーヒットノーランを達成した前田健太(広島)、全パはリーグトップタイの9勝を挙げている成瀬善久(ロッテ)の両投手が先発。また、リーグ最年少の堂林(広島)が「1番・三塁」で先発出場を果たしている。全パは国内の独立リーグ出身で初めて選出された角中(ロッテ)が2番で先発した。

 初回、前田健は3人でピシャリ。中島(西武)には、ストレートで勝負を挑み、3球三振と上々のスタートを切った。その裏、全セは2死から坂本(巨人)が遊撃、和田(中日)が投手強襲の内野安打で出塁し、バレンティン(ヤクルト)の左前適時打で先制した。

 成瀬は2回は3人で打ち取り、2回、3安打、1失点で吉川と交代。

 3回、全セは左前打の大島を塁に置き、坂本が左翼へ2ランを放ち2点を加えた。前田健は3回、1安打、無失点で内海(巨人)と交代。

 4回はともに3人で攻撃を終えた。5回、全パは松田(ソフトバンク)、内川(ソフトバンク)が安打で出塁も田中賢(日本ハム)が併殺打に倒れ、得点ならず。

 6回から全セは3人目の野村(広島)がマウンドへ。内海は2回を2安打、無失点だった。野村は里崎(ロッテ)、聖沢(楽天)連続三振など、3人でピシャリ。

 6回、全パは大隣(ソフトバンク)がマインドへ。全セは長野(巨人)、ラミレス(DeNA)の安打で2死一、二塁とし、第1戦のMVP・中村紀(DeNA)が中前適時打を放ち1点を加えた。

 野村は、7回に明石(ソフトバンク)に安打を許したが無失点。8回も3人で抑えた。

 9回、全セは藤川(阪神)がマウンドへ。糸井、陽岱鋼(ともに日本ハム)を三振にしとめるなど、3人できっちり封じた。

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