殿堂入り故津田さん 表彰式で妻との生前の約束果たす

[ 2012年7月21日 06:00 ]

<全パ・全セ>殿堂入り表彰を受けた北別府氏(左から2人目)と故津田氏の妻・晃代さん

オールスター第1戦 全セ1―4全パ

(7月20日 京セラD)
 今年新たに野球殿堂入りした元広島の北別府学氏(55)と故津田恒実氏の表彰式が20日、球宴第1戦の試合前に行われた。

 北別府氏は広島のエース、津田氏は抑えとして活躍した。通算213勝の北別府氏は「(津田氏にも)力を借りた。残りの人生で野球界のために尽力していきたい」と感慨に浸った。

 「炎のストッパー」と呼ばれた津田氏は1993年7月20日に脳腫瘍のため32歳で死去。命日に当たる日の表彰となった。現役時代にはオールスター戦を観戦できなかったという妻の晃代さんは「“今度招待する”と言ってくれていた」との津田氏の言葉を紹介。「約束を果たしてくれた。野球選手としてすごく幸せだったと思います」と喜びを語った。

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2012年7月21日のニュース