5点差逆転!伯和、初8強「こんな試合初めて」

[ 2012年7月21日 06:00 ]

<NTT西日本・伯和ビクトリーズ>7回2死二、三塁、勝ち越しとなる2点適時打を放った伯和ビクトリーズ・中本

第83回都市対抗野球2回戦 伯和ビクトリーズ8―7NTT西日本

(7月20日 東京D)
 初回の5点ビハインドをうっちゃっての逆転劇は、今大会最長の3時間20分の激闘だった。「よくつないで点を取ってくれた。よくひっくり返した。こんな試合は初めて」と、伯和ビクトリーズの東賢孝監督は上気した顔で話した。

 新人・中本がチームを引っ張った。2回に右中間適時二塁打で2打点。さらに6―6とした7回には2死二、三塁から勝ち越しの2点中前打を放った。4打点の活躍でチームを初の8強入りに導き、「気持ちだけで打ちました。最高!」と声を張り上げた。

 「ウチにスターはいない。泥くさいチームですから」と指揮官はいう。確かに派手さはない。だがこの日の10安打のうち8安打は単打で、それが全て中堅から逆方向。とにかくしつこい。そして諦めない。大逆転劇は、その泥くささから生まれた。

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