ハム3連勝で同率首位に!8年ぶり先発左腕KO

[ 2009年5月10日 13:12 ]

 【日本ハム7-2オリックス】日本ハムが8年ぶりに先発したオリックス・吉野を攻め早々とKO。3連戦3連勝で楽天と並び、同率首位となった。

 足でかき回し、畳み掛けるべき場面では一気に打線がつながる。自在の攻撃で2回までに6点を奪った日本ハムが序盤で優位に立ち、11日ぶりに首位に並んだ。
 本領を発揮したリードオフマンの存在が心強い。田中が自慢の快足を飛ばした。四球で出塁した1回は1死二塁から、すかさず三盗。捕手の悪送球を誘い、悠々と先制のホームを踏んだ。
 3―0の2回1死二、三塁では、変化球をうまく拾って左前へ2点適時打。左前打の7回は二盗を決め、試合を決定付ける7点目につなげた。「なるべく早く走ったほうが、作戦もとりやすい」と田中。梨田監督を「(田中)賢介の足が生きた」とうならせる活躍だった。
 これまでの田中は打撃が低調で、得点に絡むシーンも少なかった。しかし、8日に久々の適時打を放ってから、調子は上向き。風邪で体調を崩した影響も感じさせない。
 チームは今季2度目の同一カード3連勝。1位に並ぶ楽天との12日からの直接対決へ「首位をがっちり固めて、札幌に戻ってきたい」と田中。1番打者に明るい笑顔が戻り、勢いはさらに加速してきそうだ。

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2009年5月10日のニュース