建さん喜びのホーム“1球斬り”デビュー

[ 2009年5月10日 06:00 ]

 【メッツ7―3パイレーツ】メッツの高橋建投手(40)が8日(日本時間9日)“1球斬り”で本拠地デビューを飾った。2―2の7回2死一、二塁で3番手で登板。左打ちの3番マクロースを初球の外角スライダーで一ゴロに仕留め「ホームで初めて投げられたのがうれしい」と喜んだ。代打を出された直後の攻撃は無得点で「ちょっと(1球勝利の)欲は出た。そんなに甘くはない」と苦笑いした。

 40歳でメジャー3番目の高齢初登板となった2日フィリーズ戦は、3回1死満塁から1球で併殺に仕留め評価は急上昇。一度はこの試合の先発に決まりながら、結局リリーフに戻されたが気持ちに変化はなかった。準備を始めた7回のブルペンでは、元ソフトバンクのフェリシアーノが「この投手はこの打者まで。あなたはここから」と日本語で通訳。「助かりました」と感謝した。
 「大きなアウトだった」とマニエル監督。今後はロングリリーフ中心で起用する方針で、高橋も「初回から準備する」。8回の集中打で勝ち越したチームは5連勝。強力打線をバックに投げ続ければ、初勝利も遠くない。

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2009年5月10日のニュース