藤井&大野“ハムの兄弟仁義”初勝利

[ 2009年5月10日 06:00 ]

<日・オ>マウンド上で大野(左)と何やら話す藤井

 【日本ハム3―2オリックス】兄貴分が日本ハムルーキー捕手を引っ張った。今月12日で32歳になる藤井が7回5安打無失点で今季2勝目。4月11日・ソフトバンク戦から4試合連続でバッテリーを組む大野との“共同作業”で初めて白星を手にした。

 「ダルビッシュのように球の速い投手だと簡単に抑えられちゃうけど、僕のように球の遅いといろいろ考えなくちゃいけないから…」。2回1死満塁では、坂口に対し130キロ台直球で3球連続内角を攻めた後に、外角スライダーで遊ゴロ併殺に。「インコースとアウトコースの攻め方を工夫していた」。ロッカーも隣同士である弟分と、何度も話し合ってきた配球が大ピンチで生きた。
 「藤井さんのリズムや投げたい球も分かるようになってきた」と大野。10歳の年の差も関係なく2人の呼吸はピタリとはまり、首位・楽天とのゲーム差も1差でピタリと追走だ。

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2009年5月10日のニュース