ガッツ石松軍団に欽ちゃんGG逆転KO負け

[ 2009年5月10日 06:00 ]

予選敗退決定後、取材陣に答える萩本欽一監督

 第34回全日本クラブ選手権(9月4日開幕、西武ドーム)の北関東大会予選準決勝、決勝が9日、栃木・足利市で行われた。本大会に4年連続4度出場中で3連覇を狙うタレント・萩本欽一監督(68)率いる茨城ゴールデンゴールズは決勝の9回にガッツ全栃木野球クラブに逆転を許して1―2で敗退。“全国行き切符”を逃した。

 【茨城ゴールデンゴールズ1―2ガッツ全栃木野球クラブ】創部5年目で初めて味わう予選敗退。夢ついえた欽ちゃんは苦笑いで整列に加わった。
 「いやあ、これだから野球は面白い。ウチは強いよ。でも相手に気迫を感じた。“打倒ウチ”でクラブのレベルが上がるのはうれしいよ」
 勝利は目前でスルリと逃げた。5回に芹沢の左前適時打で先制。先発・北野が9回2死まで虎の子の1点を守った。だが、あと1人というところで、連続四球に右前打で同点。続く代打・元西にも右前に運ばれ、まさかまさかの逆転を許した。全国V3を狙う強豪の敗退にスタンドからは悲鳴が上がった。
 今月7日で68歳になった欽ちゃん。決勝戦の前にはナインからバースデーケーキを贈られ大感激。「優勝のプレゼントもちょうだいっ!」の願いは通じず「生涯の思い出に残る悔しいお祝いになっちゃった」と下を向く一幕もあった。
 それでもファンの前では悲しまないのが欽ちゃん流。球場の外に姿を現わすと「みんな今年は全国(大会)ないからゆっくりしてよ」と笑顔をふりまいた。

 ▼ガッツ全栃木野球クラブガッツ石松総監督(所用で会場には来れなかったものの、05年就任以来念願の本大会初出場)練習時に「頑張ったことは体が覚えている」と訓辞した結果が実った。欽ちゃんのチームに勝ったのもうれしいね。全国大会には駆けつける。OK、OK、OK牧場だっ!

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2009年5月10日のニュース