0行進25回…虎に忍び寄る“最下位の影”

[ 2009年5月10日 06:00 ]

<横・神>1回1死二塁、横浜・内川のファールフライをカメラマン席の前で捕球する阪神・関本賢太郎

 【阪神0―4横浜】点を取れそうな雰囲気がない。阪神は07年6月以来の2試合連続零敗で3連敗。ゼロ行進は25回に伸びた。カンフル剤として、1軍に昇格した林威助が6番で今季初出場も4打数無安打。チーム全体でも2試合で6安打だ。「打てませんな。空回りしている感じ。粘り強くやっていくしかない」と真弓監督も言葉がなかなか見つからない。

 特に中軸の不振が目立つ。9回に金本が左前打を放ったが、ここ3試合で計31打数1安打。真弓監督が新井に直接指導したり、和田打撃コーチが鳥谷に声を掛けたり、現状を打破しようと首脳陣は苦心しているが結果に結び付かない。13打席無安打の鳥谷が「しっかり打てていないんで、勝てない」と責任を感じれば、12打席無安打の新井も「自分のやるべきことをやるしかない」と悲壮感を漂わせた。借金は今季最多の4。10日も敗れると、横浜と入れ替り最下位に転落する。

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2009年5月10日のニュース