“おかわり兄弟”が乗せた!西武9点大爆勝

[ 2009年5月10日 06:00 ]

“おかわり兄弟”中村剛也(右)&坂田遼

 【西武9―1ソフトバンク】西武が“おかわり兄弟”の活躍で9得点の大勝。連敗を3で止めた。試合後の通路。「左のおかわり君」の異名を持つルーキー坂田は中村に「いっぱいしゃべっとけ。(報道陣に囲まれることは)もうないかもしれないぞ」と声をかけられた。あこがれの先輩を前に「一緒に試合に出ているだけで不思議な感じです」と恐縮しきりだ。

 「7番・DH」でプロ初スタメン。見せ場は7点リードの7回2死二、三塁、しぶとく三遊間を破る2点適時打を放った。プロ初安打初打点に「振るたびにタイミングが合ってきました」とニッコリ。7日に横浜創学館時代の同僚、ソフトバンクの高橋徹と福岡市内で会食し「馬刺しをガッツリ食べました」と大食漢ぶりを発揮した。公表は86キロだが現在は入寮時の93キロをキープ。「いい意味で体つきが変わった」と手応えを感じている。
 “長男”の中村も負けてない。3回1死二塁、左翼席中段まで運ぶ13号2ラン。通算99号で大台に王手をかけたが「あんまり意識はしていないです。きょうは坂田に聞いてやってくださいよ」と弟分に主役を譲った。左右の「おかわり君」の競演はまだ始まったばかりだ。

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2009年5月10日のニュース