貫禄の杉内12K ソフトバンク3位浮上

[ 2009年5月10日 13:58 ]

 【ソフトバンク8-1西武】12奪三振の快投だった。ソフトバンクの杉内は今季初完封こそ逃したが、8回4安打1失点で今季4勝目を挙げた。チームの3位浮上に貢献した左腕は「1回から飛ばすつもりだった。自分らしい投球ができた」と誇らしげだった。

 これで2007年から続く5月の連勝は11に伸びた。過去3度も月間最優秀選手に選ばれるなど、本人が得意とする月との相性の良さは健在だった。
 2回1死二塁のピンチを2者連続三振でしのぎ、最近4度の登板ですべて失点していた鬼門の回をしのぐと投球に勢いが出た。2回から8回まで毎回奪三振。12三振のうち、見逃しは5だった。
 杉内は「見逃し三振が多かったのは裏をかけたから。田上さんのおかげ」と捕手に感謝。先制本塁打と好リードで支えた田上は「変化球が頭にある打者に直球で攻めた。ただ、杉内なら誰が捕手でも抑えられますよ」と謙虚だった。
 母の日だったこの日は杉内の母もスタンド観戦。親思いで知られる背番号47は「いいプレゼントになった」とはにかんだ。

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2009年5月10日のニュース