韓国爆勝 “第3の男”で侍ジャパンと再戦

[ 2009年3月9日 06:00 ]

<韓国・中国>コールド勝ち。ハイタッチする韓国代表ナイン

 【WBC・韓国14―0中国】大敗翌日の大勝で2次ラウンド進出。4回までに4点を奪うと5、6回は中国のミスにつけ込み、5点ずつを加えた。日本との再戦を決めた韓国の金寅植監督は「野球は大敗した後でもこういうことがある。まずは1次ラウンドを通過してうれしく思う」と話すと、先発を予告した。「あすは奉重根で行きます」

 本命とみられていた柳賢振の先発は回避。この日の試合前、指揮官は「少し太腿が痛いと言っている。軽くてあす投げられるかもしれないが、無理はさせたくない」と明かしていた。柳賢振は新人の06年にMVPなどタイトル総なめの「怪物」。6日の台湾戦にも先発し3回0/3を1安打無失点。ただ43球しか投げておらず、9日は「中2日」で先発が可能だった。登板は「当日の状態次第」とブルペン待機するが、2次ラウンドを見越した温存など戦略的意図があるかもしれない。
 代わって先発するのは奉重根。大リーグ・ブレーブスなどで通算7勝を挙げている1メートル90、95キロの28歳左腕だ。6日には2番手で23球投げ、3回2安打無失点だった。
 中国戦は先発・ユン・ソクミンが制限いっぱいの70球で6回無失点。7回コールドで投手陣を休ませられた。金寅植監督は「あすは(登板可能な)全員を投げさせる」と総動員態勢を敷いた。
 母国メディアで「東京の恥辱」と報じられた大敗から一夜明け、失った14点を今度は奪い、同じ7回コールドで雪辱の舞台に向かう。日本より1試合多く、4日間連戦となる日程に「不満もある」と言う金寅植監督も闘志を高める。「日本戦は勝ちたい気持ちが強い」と汚名返上へ必勝を期した。

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2009年3月9日のニュース