グライシンガー５回９Ｋ！開幕グイグイッ

＜ソ・巨＞力投するグライシンガー

　【巨人５―２ソフトバンク】巨人のグライシンガーが先発して５回２失点。守備のミスが絡んだ失点で自責は０。内海とともに開幕投手候補の右腕が、順調な仕上がりぶりだ。左打者への内角カットボールは、もう“開幕ＯＫ”で初回、松中が空振り三振した球が左足に当たるほどの切れがあった。直球、チェンジアップも上々で４連続三振を奪うなど５回で９奪三振の内容に「フォームを微調整すれば、もっと制球はよくなる」と笑顔で振り返った。

　昨季１６勝でリーグ連覇に貢献。今季はリーグ初の３年連続最多勝も狙う。内海とともに開幕投手候補の右腕について、監督代行の伊原ヘッドコーチも「開幕候補？もちろん入る。順調だね」と評価。助っ人右腕の戦闘態勢は整いつつある。

　≪アルフォンゾ打撃◎…守備△…≫３番・二塁で先発の巨人・アルフォンゾが２安打１打点も、守備で不安要素をのぞかせた。初回、本多のゴロに送球が遅れて内野安打にすると、続く城所のバントにもベースカバーが遅れて内野安打に。緩慢な動きに伊原ヘッドコーチは「今のままでは（二塁は）苦しい感じがある」と渋い顔だったが、本人は「今は状況によって課題を見つける時期。確認できて良かった」と話していた。