2戦目でカキーン!松井秀“ヒット安心”

[ 2009年3月9日 06:00 ]

 【ヤンキース1―3ブレーブス】ヤンキースの松井秀喜外野手(34)がタンパで行われた7日(日本時間8日)のブレーブス戦に4番・DHで先発出場し、オープン戦2試合目で今季初安打を放った。4回無死一塁、昨季新人王候補に挙がった本格派右腕ジャージェンズの外角高めのチェンジアップを叩き、一、二塁間を破った。

 「飛んだところが良かった。オープン戦といえども結果が出るとうれしいし、次にいい形でつながっていけばいいなと思う」。左ひざ手術明けのシーズン。日米通算2242安打を刻んできた男が、公式記録にさえ残らない1本の安打に表情を崩した。1打席目も正面を突く鋭い中直。安打後にはすぐさま代走を送られたが「いい内容だった。ひざを意識することもない」と胸を張った。
 復活への階段を一歩ずつ上っている。8日のタイガース戦では初めて連戦出場をテストする。ここ2試合はいずれも2打席だったが、ジラルディ監督は「問題なければ3打席見たい」と明言。現在は右肩手術明けでDH限定起用の捕手ポサダとの併用が続いているが「ポサダは15日には捕手に戻したい」と話しており、松井の順調な回復を確認した上で、連戦起用で打席数を増やす方針だ。
 「打席で対応し切れてない部分もある。あとは打席数を増やし対応できるようにしたい」と松井。9年ぶり世界一へ、背番号55は欠かせないピースの1つとなっている。

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2009年3月9日のニュース