【スノボ】決勝中止でも魅せた戸塚優斗「少しでも楽しませたかった」30年次回五輪は「連覇を狙いたい」

[ 2026年3月8日 17:06 ]

スノーボードW杯ハーフパイプ第6戦決勝 ( 2026年3月8日    さっぽろばんけいスキー場 )

男子で優勝し、3位の山田(右)と笑顔の戸塚(撮影・光山 貴大)
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 2016年2月以来、10年ぶりに日本で行われたW杯の決勝は悪天候のために中止が決定。6日の予選結果が最終順位となり、男子は2月のミラノ・コルティナ五輪王者の戸塚優斗(ヨネックス)が今季2勝目、通算10勝目を挙げた。

 この日は朝から横なぶりの雪が降り、当初11時だった決勝開始時刻が順延に。断続的な降雪が続く中、正午頃からは公式練習が始まったが、各選手の板は走らず、女子ではリップから飛び出せない選手が続出。選手の安全面にも懸念があるとして、午後1時頃に中止が決まった。

 1日前倒しとなっていた予選時から「決勝も天気が悪いことが何となく分かっていたので、(決勝中止を)想定して滑らないといけなかった」という戸塚は90点台のランを2本揃えており、結果的に功を奏する形となった。それでも前売り券、当日券ともに完売するほど詰めかけた観客に金メダリストの滑りを見せられず、「本当にいろんな方に来てもらったのに残念」と肩を落とした。

 中止決定後にはエキシビションランが行われ、最後から2番目に登場した戸塚はデッキ上を中間付近まで滑って勢いを付けてドロップイン。それでも本来のスピードとはほど遠かったが、「ダブルにしようと思ったけど、回転が余ると思ったので、飛びながら切り替えた」とトリプルコーク1440に挑戦。さすがに回転が足りず、壁に背中から転倒したがゲレンデを大きく沸かせ、「少しでも楽しませたい気持ちがあった」と振り返った。

 今季残りは招待大会「ザ・スノーリーグ」のシーズン1最終戦と、W杯最終第7戦(いずれもスイス)に出場予定で、五輪と合わせた史上初のシーズン3冠へ「五輪で金メダルを獲り、夢が一つかなった。W杯もスノーリーグも獲れば、頑張ったなと思える年になる」と意欲。30年の次回冬季五輪についても、「連覇ができるのは自分しかいない。そこは凄く魅力を感じる。連覇を狙いたい」と4度目となる大舞台を目指す考えを示した。

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