【玉ノ井親方 視点】一回り大きくなった安青錦 前まわし引きつけ前に出る相撲磨けば鬼に金棒

[ 2026年3月8日 19:41 ]

大相撲大相撲春場所初日 ( 2026年3月8日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所初日>若元春(左)と突き合う安青錦(撮影・長嶋 久樹) 
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 綱獲りの期待がかかる安青錦は、良い緊張感を持って初日に臨めたようだ。意表を突く若元春の変化にも落ち着いて対応。突き放して左を差すと、低い前傾姿勢をキープしたまま一気に押し切った。

 今場所は全体的に体が丸くなって、大きくなった印象を受ける。力強さも1ランクアップした感じだ。象徴的なのが、左でまわしを引きつけて相手の上体を起こした場面。まわしを取る位置が良かったこともあるが、若元春が何もできない状態になってしまった。

 こういう相撲を取っていくと安定感も増す。少しタイプは違うが、幕内31回の優勝を誇る大横綱の千代の富士さんも、左で相手の前まわしを引きつけてから、一気に出る相撲を得意としていた。安青錦には低い前傾姿勢を保ったまま簡単に落ちない上体の柔らかさと下半身の強さがある。前まわしを引きつけて前に出る相撲を磨けば、鬼に金棒だろう。(元大関・栃東)

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