【柔道】混合団体強化へ向け初の合同練習会実施「つながり濃くなればプラスに」男女での乱取りも

[ 2026年3月7日 16:32 ]

<柔道日本代表男女合同練習会>記念撮影に収まる参加選手、監督、コーチ陣(撮影・前川 晋作)
Photo By スポニチ

 全日本柔道連盟は7日、東京都多摩市の国士舘大で日本代表男女合同練習会を開いた。世界選手権や五輪で行われる混合団体で金メダルを獲得するための中長期的な強化戦略の一つ。日本代表レベルの男女による合同練習会はこれまで行われておらず、初めての試みとなった。

 男女3人ずつの計6人による混合団体戦は世界選手権では2017年から、五輪では2021年東京大会から実施されている。五輪では2大会連続決勝でフランスに敗れて銀メダル。世界選手権では2017年から7連覇していたが、昨年は準決勝でジョージアに敗れて3位に終わった。危機感を持った男子日本代表の鈴木桂治監督(45)と女子日本代表の塚田真希監督(44)は団体戦強化のために何が必要かを話し合い、まずは同じ空間で一緒に練習することから始めるという方法を採った。

 これまで日本代表の強化合宿は男女別々に行われており、混合団体の試合当日になって初めて顔を合わせる選手もいたという。塚田監督は「ジョージアとかは団体戦を取るために団体戦の階級だけピンポイントで強化している。(日本は)個々の力は強いけど(団体戦では)個人戦の延長という形でここまでやってきている」と強化方針の違いを指摘。鈴木監督は「チーム力と個の力はまた違う。団体戦の心構えが必要。男女のつながりがより一層濃くなれば必ず日本柔道のプラスになる」とチームワークの重要性を説いた。

 この日の練習会には、男子90キロ級の村尾三四郎(25=JESエレベーター)と女子70キロ級の田中志歩(27=JR東日本)の世界選手権覇者2人を含む団体戦の実施階級(男子73キロ級、90キロ級、90キロ超級、女子57キロ級、70キロ級、70キロ超級)を中心としたトップレベルの選手たちが参加。ウオーミングアップや打ち込みから男女ペアで行い、5分×12本の乱取りも男女混合で行われた。

 男子100キロ超級アテネ五輪金メダリストの鈴木監督は女子78キロ超級東京五輪金メダリストの素根輝(25=パーク24)と乱取りを行う場面も。「初めて組み合った。もっとこうした方がいいとアドバイスできることもある」と男女の垣根を越えて指導に関わる可能性も述べた。今後は「できれば毎月やっていきたい。最終的には全階級でやれたら理想。今後はトレーニング合宿とかも組んで成功につなげたい」と団体戦の実施階級以外の選手も含めて全体のつながりを深めていく方針。「まだ男女ともに遠慮しているので、普段から声を掛け合える遠慮のない関係が築けるように」と期待を込めた。

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2026年3月7日のニュース