【羽生結弦さん、語る(3)】「八重の桜」は「天と地と」続編…「思い出を置いていくイメージで」

[ 2026年3月7日 22:33 ]

<羽生結弦 nottes tellata>「Happy End」を熱演する羽生結弦さん(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケート男子で五輪2連覇した仙台市出身の羽生結弦さん(31)が7日、宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナで東日本大震災15年に合わせたアイスショー「notte stellata」に出演した。羽生さんは休養を経て昨年7月以来となる公の場で再始動。初日公演後の一問一答は以下の通り。

 ――「八重の桜」を選んだ理由と込めた思いは。
 「まずコラボレーションさせていただく中で、東北ユースオーケストラさんが弾きたい曲、弾ける曲というラインナップの中で、まずいっぱい聞いて、選ばせていただいた中の1つです。僕自身『天と地と』というプログラムをフリースケーティングの最後のプログラムとして選んでいたんですけれども。それの続きとして『八重の桜』というものを演じたいという気持ちがありました。実際、大河で使われている楽曲ではあるんですけど、大河の内容自体にはそんなに干渉はしていなくて、どちらかというと僕自身が『天と地と』を滑り終わり、このステージに立ってどういうふうにこれからの人生を生きていきたいか。そして最終的に僕が演技として、スケートとして、氷の上であったり、皆さんの人生の轍の中に何かを残してこれたかなっていうようなイメージで最後1つ1つ思い出を置いていく、みたいなイメージで作りました。(振り付けは自身?)これはデヴィットと一緒に作らせていただきました」

 ――「Happy End」は今までと違う緊張感と力、静けさもあった。重視した点は。
 「ダンス要素を増やしたなっていう感じはしてます。あとは体の使い方の話も凄くしてましたけれども、体の使い方の理論が分かっているからこそできる連動性であったりとか。実際ボクサーじゃないですけど、ボクサーの凄い強い人のパンチって凄い奇麗に体が動いていて。その曲線美って奇麗なものがあるんですよね。それと同じようにきっと僕らの身体表現っていう部分においても、理にかなっているからこそ、人間として奇麗だよねっていう動きがきっとあるなって思って。そういうこともひたすら感情の土台として入れていったイメージがあります。平昌オリンピックの後に、表現って、芸術って技術が基礎にあるよねっていう話をちょっとさせていただきましたけど。改めてそのメンテナンス期間を経て、あ、感情を乗っけるためにはやっぱりこういう技術的なこと、基礎的なことがあるから、その上にやっと感情が乗せられるんだなっていうことに気づきながら、1つ1つ丁寧に作ったプログラムではあります。(スピンを多用した?)スピンをステップの中に入れ切っちゃうというか、スピンと演技の境界線をなくすっていう気持ちもありました」

 ――メンテナンス期間では、ダンスの基礎を行う中で座学もやったのか。
 「踊る練習の方が多かったですね。でも、座学的なことも結局、体の使い方という、いわゆるスポーツ的な考えの方の座学は凄くやりました。踊ったりとか、実際にトレーニングの手法を色々考えたり、変えたりとかしてみたり。フィギュアスケートに何が合うのかなっていうことを考えて。そういう期間です。(体への変化)細くなった気がします」

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