【リーグワン】相模原のSO三宅駿が前半だけで3T2G1PG 高校からNZ→今季から相模原の異色の経歴

[ 2026年3月7日 17:21 ]

NTTラグビーリーグワン1部第7節   相模原34―15東京SG ( 2026年3月7日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<東京SG・相模原>自陣のゴール前でディフェンスする相模原のSO三宅駿
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 相模原のSO三宅駿(24)が、前半だけで3トライ2ゴール1PGの22得点を挙げて試合の流れを引き寄せ、34―15で東京SGを破る今季3勝目に大きく貢献した。チームは序盤から厳しいディフェンスで相手のアタッキングラグビーを止め、グレン・ディレーニー・ヘッドコーチ(HC)は「前半は今季で一番いいプレーをした」と選手をたたえた。

 前週のトヨタ戦は、29―31の2点差で惜敗した。FL鶴谷昌隆主将(35)は「自分、チームのためだけでなく、家族、仲間のためにダイナボアーズのDNAを見せよう」とチームを鼓舞した。DNAとは「ハードワーク」。それを実践して強敵を下したが、その気持ちが特に強かったのが、三宅だった。

 トヨタ戦で三宅は3本のゴールと1本のPGを失敗した。計9点を外したことで2点差の敗戦の責任を背負い込んだ。だが、SHブラッド・ウェバー(35)は「誰も責めていなかった。彼がいなかったら、あそこまで(の接戦に)いかなかった」と振り返る。

 三宅は京都市で行われたトヨタ戦後、実家のある神戸市に帰省した。小学生でラグビーを始め、中学卒業後に「スーパーラグビーでプレーしたい」とニュージーランドに渡った。クライスト・カレッジ高、カンタベリー大をラグビーを続け、在住は8年になる。

 「2日間、実家に帰ってリセットできた」。1週間前の悔しさを最高の形で晴らし「先週は取り戻せない。こういう形で勝てたのはよかった」と笑顔で話した。

 いずれは永住権を取り、引退後はニュージーランドに住む希望を持つ異色の選手だ。大学卒業後は、スーパーラグビー下部のNPC(ニュージーランド国内州対抗選手権)のカンタベリー州代表でプレーしていた。NPCより「リーグワンが自分がプレーできる中では一番、レベルが高い」と、移籍を模索。今季から相模原に加入した。

 この日がリーグワン8試合目で、トライは初めてだった。「3トライは人生初めて。やっぱりトライは楽しい」と笑った三宅には、日本代表の資格もある。ディレーニーHCは「彼のトライはうれしかったが、本当のよさはゲームコントロール。日本ラグビーの新しい未来になることを期待している」と話す。

 海を渡り、日本に戻ってきた才能が、24歳の今、新たな挑戦のただ中にいる。

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